背景と目的
外貨、バイリンガル、複数会計基準のできるERP
もともとは国産会計パッケージを単体で利用しており、物販、在庫管理はシステム化されていませんでした。物販、在庫管理については取引も増えて処理が追いつかなくなり、内部監査からの指摘もありました。業務処理はExcelを多用し、経営管理資料作成の手間がかかり、信憑性にも問題がありました。国内会計パッケージでは勘定科目の桁数に制限があり、グループの勘定科目体系が利用できず、外貨取引は日本円に換算した結果を入力しており、また日本会計基準、グループ管理会計基準、国際会計基準の併用も困難でした。固定資産も複数会計基準対応も必要でした。システム利用想定者には日本語のわからない人もおり、バイリンガルであることが求められました。そこで、バイリンガル、多通貨、複数会計基準に対応可能で、販売購買在庫管理までカバーしているPlaza-iを選択しました。
活用事例
- 販売管理:マスター登録、見積入力、受注入力、在庫引当、出荷指示、売上報告
- 購買管理:発注伝票、輸入品Purchase Order発行
- 物流在庫:納品書、入出庫確認、実地棚卸
- 債権管理:請求書発行、前受請求、請求入金管理、入金予定管理、入金伝票入力、売掛管理
- 債務管理:仕入連動、支払予定管理、FBデータ連携、買掛・未払金管理
- 一般購買:申請入力、承認・回覧、発注書、検収入力、クローズ処理、予実績管理
- 固定資産:資産登録、移動・除売却、減価償却、部門別配賦、複数会計基準対応
- 一般会計:仕訳入力、元帳、試算表、決算書、英文レポート出力、予算管理、GAAP対応
導入後の効果・評価
ボッシュエンジニアリング株式会社
管理部シニアマネージャー
若山 宏樹様
一番の導入効果は在庫の管理や販売管理がシステム化され、担当者まかせで不正確だった在庫リストやプライスリストが共有化されたことです。物販や支払業務などをシステムでプロセス構築を行うことで標準化され、業務効率が格段によくなったと思います。
バイリンガルのシステムですので日本語のわからない外国人従業員が英語の画面を利用して見積を作成するなど処理をできる人間が増え、また部署の業績を自分たちで照会できるので情報の共有化にも役立っています。
倉庫業者にもPlaza-iを導入し、出荷指示に基づく出荷報告を直接システムでやってもらえるようになり、受注残や売上リストが正確かつタイムリーに把握でき、かなりの業務改善になりました。
一通り導入ができたので、今後は蓄積したPlaza-iのデータをより一層活用して、マネージャが必要な時に必要な数字をタイムリーに見られるようにしていきたいと思います。
Plaza-iについて
経営課題を解決に導くERPパッケージ。
情報の一元化で経営課題を一気に解決。販売・購買・物流在庫といったフロント業務から債権・債務・財務会計・管理会計といった経営管理までを一元管理できるシステムです。
企業情報
- 社名
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ボッシュエンジニアリング株式会社
- URL
- 住所
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神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-5
- 事業内容
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<オーダーメイドのエンジニアリングサービス>
ボッシュエンジニアリングは、自動車メーカー、エンジンメーカー、二輪車およびレーシングカー向けのプロトタイプや量産プロジェクトの開発と適合業務を行っています。また、産業機械や鉄道といった自動車分野以外への応用開発など、様々な分野でエンジニアリングサービスを提供しています。
- 従業員数
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64名(2023年2月1日時点)