背景と目的
日本と韓国へのPlaza-i同時導入、大手取引先とのEDI対応
Plaza-iを導入する前は、海外取引にも対応している必要があるので、海外製の販売管理システムを約15年間利用していました。長期間利用してきたこともあり、システムと業務の間の課題が増加傾向にありました。
新たなパッケージシステムも視野に入れて検討し、基盤を刷新することで、業務効率化、情報資産の有効活用、会計システムの連携強化等を目的に据えました。
主な要件・方針として、オンプレではなくIaaS型も含めたクラウド型、貿易(輸出入)業務機能、日本・海外拠点(特に韓国)でも利用可能(各国の取引通貨と計上通貨日本円の他、韓国ではウォンと日本円の両建管理)、大手半導体メーカーとのEDI、別会計システムとのデータ連携対応等がありました。
これらを実現することで、ユーザビリティやデータ精度の向上、環境や制度変化に柔軟に対応できるシステム基盤の構築を目指し、最終的に提案依頼書(RFP)としてまとめ、各システム会社様へご提示し、実現できる製品や体制であるかを選定の決め手としました。
活用事例
- 販売管理:受注入力、受注残管理、在庫引当出荷指示、売上伝票外部データ取込、エンドユーザー顧客管理
- 購買管理:発注伝票、発注データ取込、納期回答データ取込、発注残管理、仕入伝票外部データ取込、仕入明細照会
- 物流在庫:在庫管理(ロット管理)、物流手配(Invoice、PackingList、出荷依頼書)、納品書、入出庫確認、実地棚卸
- 債権管理:請求書発行、前受請求、請求入金管理、入金予定(照合保守)、入金伝票入力、売掛管理
- 債務管理:仕入連動、組織別支払依頼書、支払予定(前渡金)管理、買掛・未払金管理
- 一般会計:勘定科目マスター、会計システム連携(仕訳データ転送)
- ビジネス分析:売上一覧表、在庫一覧表、他システムとのデータ連携
導入後の効果・評価
弊社は日本と韓国支社があり、同時に導入することや大手取引先とのEDI連携については不安もありましたが、無理難題の要求に対しても真摯に向き合っていただき、課題解決に向けてご尽力いただいたことがプロジェクト成功の大きな要因になったと思っています。
ビジネス・アソシエイツさんに韓国出身の方がおり、Plaza-i操作トレーニング等で韓国現地で直接フォローいただけたのは大変助かりました。
今後、さらなる効率化を推進するため、2次開発等も引き続き検討していきたいと考えています。
Plaza-iについて
経営課題を解決に導くERPパッケージ。情報の一元化で経営課題を一気に解決。販売・購買・物流在庫といったフロント業務から債権・債務・財務会計・管理会計といった経営管理までを一元管理できるシステムです。
企業情報

- 社名
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株式会社フーマイスターエレクトロニクス
- URL
- 住所
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東京都千代田区内神田2-3-3 千代田トレードセンタービル
- 事業内容
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- 電子機械器具、情報通信機械器具および装置の販売
- 前号の機械器具および装置に使用される電子デバイス・電子材料の販売
- 前各号に関連する輸出入業務
- 発電および売電に関する事業
- 中古太陽光発電所の仕入・販売
- 前各号に附帯または関連する一切の事業
- 従業員数
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70名(役員除く)(2024年9月末)