2023.07.06

Windows 2012のサポート終了に関して

Windows2012のサポートが終了します

サポート期限

Windows2012/R2の延長サポート期限が2023年10月10日と迫ってきました。マイクロソフト社のOSサポートはメインストリームサポートと延長サポートと2段階となっております。
すでにメインストリームサポートは終了しているため、延長サポートが今回該当いたします。

サポートを終了したらどうなる?

継続して使用可能です。しかしながら、月1回程度マイクロソフトから配信されるセキュリティパッチの提供が原則なくなります。
マイクロソフトは暫定策としては最大 3 年間セキュリティ更新プログラムを受け取ることができる「拡張セキュリティ更新プログラム(以下ESU)」を有料で用意しております。
ですが、ESUは以下の制限があるため注意が必要です。

  1. セキュリティ以外の更新プログラムが含まれない。
  2. 定期更新プログラムと異なり一部の脆弱性には対処されない。
  3.  新機能、技術に関する更新を受けることができない。

従いまして、特別な理由がない限り、基本的には2023年10月10日までに新環境へ移行を行っていただくことを推奨いたします。

Windows2022への移行した際のメリット

Window2022の延長サポート終了日は2031年10月14日 となります。
その間はWindows Updateを実施することにより最新の機能、セキュリティパッチが適用されます。
よって新機能の恩恵を受けるとともに、セキュリティを担保することができます。
それ以外といたしましては、通信で使用するTPCとUDPプロトコルのパフォーマンスの向上がなされております。
これにより、通信速度が悪い場合にはパフォーマンスの向上を期待することができます。

詳細は下記のマイクロソフト社のURLを参照ください。運用面ではWindows Update のロールバックの機能強化が追加されました。
具体的には更新プログラムをインストールすることにより、デバイスが正常に起動できなくなった場合、Windows が更新プログラムを自動的にアンインストールして、デバイスの動作を正常に戻すことが可能となります。これによりシステム管理者様の負担を軽減するメリットがあります。 

(Windows 2022新機能) https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/getstarted/whats-new-in-windows-server-2022 

お役立ち資料ダウンロード_plaza-i